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『BLUE ブルー』(''Derek Jarman's Blue'')は、映画監督デレク・ジャーマンの遺作となった1993年のイギリスの映画。製作時、エイズによる合併症の末期状態にあったジャーマンは、ほぼ盲目であった。 == 内容 == ジャーマンの映画作家としての最後のメッセージとなった本作品は、画面全体を覆う青の色彩をスクリーンに投影したのみの作品である。サウンドトラックとして、ジャーマンの思索と生涯をつづった散文の朗読とサイモン・フィッシャー・ターナーの音楽が映像に添えられている。 ジャーマン自身の病状、エイズで他界してしまった友人、病床で日々衰弱していく友人について語られるなかで、色彩を巡る思索がナレーションに織り込まれる。語り手は、本作を表現する色として、青という結論にたどり着く。淡々とした語り口と構成の単純さにも関わらず、映画史上でも特出した感情表現の一つとなった本作は、ジャーマン自身とエイズで命を落とした全ての友人への鎮魂歌である。 色調から、イヴ・クラインへのオマージュとも言われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブルー (映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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